マネーの猫

初心者にも分かりやすい!投資信託のイメージ メリットとデメリットも解説

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こんにちは、いとまさです^^

投資に興味を持ち、勉強を始めた人の中で

ヤギ子

初心者が投資を始めるなら、投資信託がいいみたい。

でも、投資信託って何??

と、疑問を持っている人はいませんか?

結論を言うと、投資信託は、人を通して、多くの株に少しずつ投資する商品です。

ヤギ子

そう言われても、イメージが湧かないのよ。

あと、メリットとデメリット!

なんで、初心者にオススメなの?

投資信託は、初心者にオススメの投資として、よく紹介されてますが、その仕組みについて理解するのは、やや難しいと思います。

なので今回、ファイナンシャルプランナーであり、投資信託に投資している僕の「投資信託のイメージ」をまとめました。

「投資信託のイメージ」の他に、「メリットとデメリット」、それらを考慮した「初心者にオススメな理由」もまとめたので、ぜひ最後まで読んで、投資信託のイメージを掴んでください。

この記事で分かること

・投資信託のイメージ

・投資信託のメリットとデメリット

・なぜ、初心者にオススメなのか

当記事では投資について、初心者にも分かりやすいようにイメージで表現しています。

あくまでイメージで、実際とは異なる点もあります。

投資信託のイメージは、「人を通して、広く、少しずつ」

投資信託のイメージは、一般的な株での投資のイメージがあれば、すぐに理解できます。

ヤギ男

投資・株で、お金が増える仕組み自体、よく分からないや。

と、いう人は、こちらの記事を読んでみてください。

一般的な株の投資では、お金を貸してあげて、その相手から直接、お礼を貰います。

一般的な投資のイメージ

そして、そのお礼を貰う権利を他人に譲ることもできて、その値段は貸した相手の調子により上下します。

投資で利益が出る仕組み

この、インカムゲインとキャピタルゲインにより、お金は増えます。

しかし、投資信託では、あなたが直接このやりとりをすることはなく、仲介人にお願いします。

そして、その仲介人はあなたのお金を、多くの人に、少しずつ貸します。

(=多くの会社の株を、少しずつ買います。)

以降の流れは、一般的な株の投資と同じです。

配当金と、株の値上がりによって、お金は増えていきます。

しかし、この利益は、あなたの手元ではなく、あなたが直接委託した人のもとで増えていきます。

投資信託の利益

そして、あなたが投資信託を売った時に、その利益があなたのもとに移動するのです。

投資信託の利益確定

投資信託を売らなくても、分配金という形で、利益が入ってくる投資信託もあります。

しかし、これらの投資信託のほとんどが、買うべきでない商品なので、今回それらについては無視します。

買っていけない理由は、今度まとめます。

投資信託のイメージは、以上のとおりです。

投資信託で投資をする場合、あなたは投資信託という1つの商品に投資していても、実のところ、多くの商品を少しずつ買っているのです。

株と投資信託の違い

投資信託はよく、「焼き鳥の盛り合わせ」や「お菓子の詰め合わせ」なんかとも例えられますね。

投資信託のメリット

投資信託のイメージが掴めたところで、そのメリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット①:自然と分散投資になっている

『卵は1つのカゴに盛るな!』

投資の世界にはこのような格言があるように、分散投資は投資の基本です。

多くの株に分散して投資することで、一部の株価がひどく値下がりしても、その影響を小さく抑えることができます。

例えば、先程のイメージで、A社の株が暴落して、半額になったとします。

投資信託の分散投資

このように、投資信託であれば、分散して投資しているため、損害を抑えることができます。

もちろん、株価がうなぎ上りの時には、逆に利益が抑えられてしまいます。

しかし、投資では勝つことよりも負けないことが大事です。

勝つことよりも負けないことの重要さは、この本を読んでもらえれば分かると思います。

負けない投資において、分散は基本中の基本。

そのことを考えると、自分は一つの商品を買っていても、自動的に、分散投資という基本を守れる点は、投資信託の大きなメリットです。

メリット②:少額で始められる

投資信託の2つ目のメリットは、少しのお金でも買うことができる点です。

通常、株を買うには、100株を1口とした、口単位で購入しないといけません。

しかし、投資信託は円単位(100円以上)で、購入することができます。

投資信託に含まれる株の銘柄の割合は、投資信託ごとに決まっており、いくら買おうがこの割合は変わりません。

そのため、少額の投資で、その割合にあわせて、各銘柄の株を少しずつ保有することができるのです。

少額から始められる投資信託

この分散の割合を、自分で株を買って作ろうとすると、100株を1口とした、口単位で購入しないといけないので、

投資信託の分散を個別株で行う

このように、10万円という大きなお金が必要になります。

一部、1株からでも売買可能な証券会社もありますが、銘柄が限定されており、売買のたびに手数料(固定料)が掛かるため、全然オススメできません。

少ないお金から始められて、自然と基本を押さえられる

これが、投資信託のメリットです。

補足:「専門家が運用する」は、メリットじゃない

投資信託のメリットとして、「専門家が運用する」点が、挙げられることがありますが、これは全く違います。

そもそも、投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドの2つの種類があり、専門家が運用しているのは、アクティブファンドのみです。

インデックスファンドは、インデックスと呼ばれる指標に連動するように、コンピューターによって管理されています。

そして、専門家によって運用されているアクティブファンドは、ほぼ100%、インデックスファンドの成績に勝てません。

このことについて、詳しい理由や実際のデータは、この記事から確認してください。

専門家は、僕たちよりは優れていますが、インデックスファンドよりは優れていません。

優秀さの順番は、

コンピューター(インデックス) > 専門家 > 僕たち

なんです。

なので、投資信託を買うときは、専門家が運用しないインデックスファンドを選ぶことになります。
(あえて負けにいかない限り)

これが、「専門家が運用する」ことが、投資信託のメリットではない理由です。

投資信託のデメリット

自動的な分散投資と、少額から始められる手軽さが、投資信託のメリットでしたが、反対にデメリットはなんでしょう?

投資信託のデメリットは、「タイムリーな売買ができないこと」と、「コストが掛かること」です。

しかし実際のところ、これらのデメリットは、どちらも無視できるレベルです。

順に確認していきましょう。

元本割れ(投資したお金が減る)のリスクがあることが、デメリットとして紹介されることもありますが、それは投資信託のデメリットではありません。

ほぼ全ての投資に、元本割れのリスクがあります。

しかし、そのリスクに対応してリターンがあるんです。

そのため、元本割れのリスクがあることは、デメリットではなく、投資における特徴です。

デメリット①:タイムリーな売買ができない

株式市場では、刻一刻と、株の値段は変わり続けています。

なので、利益を大きくするためには、株の値段が下がった時に買って、上がった時に売ることが重要となります。

株式の価格変動

そのため、株式投資をしている人は、1日の中で売り時と買い時を判断して、タイムリーに株を売買します。

投資信託は、この株の詰め合わせの商品です。

これを踏まえれば、中身の株価の変動と共に、投資信託の値段も上下する、と考えるのが普通です。

しかし、投資信託の値段は、株式のように刻一刻と変化することはなく、1日ごとに決まります。
(この値段を基準価格といいます。)

そのため、1日のうちで株価が下がった時に買いたい、と考えても、それはできず、どのタイミングで買っても(売っても)同じ値段です。

投資信託の売り時買い時

このタイムリーに売買できないことが、短期的に見ると、買い時(売り時)を逃す、投資信託のデメリットと考えられます。

しかし実際のところ、買い時(売り時)を決める、短期の株価の変動なんて、長期目線で見れば、たかが知れています。

実際に、1日の株価の変動の大きさが、長期ではどれくらいになるか見てみましょう。

SP500 短期
(S&P500は、代表的なアメリカ株の平均株価と思ってください。)

このように、1日のうちに株価はどんどん下がっており、最初は、4521だった株価が、4473まで下がっています。

しかし、この値動きを10年という、長期で見てみましょう。

S&P500 長期
ヤギ子

1日の株価の変動なんて、長期で考えると、あって無いようなものね!

そうなんです、短期的に見た株価の上下は、長期的に見たら無視できるレベルなんです。

このように、投資信託にはタイムリーに売買できないというデメリットはありますが、長期的に投資に取り組む人であれば、無視できるものです。

これはあくまで、投資信託(インデックスファンド)においての話です。

個別に、値動きの激しい株を売買するような人は、短期的にそのタイミングを見定めなければいけません。

デメリット②:コストが掛かる

投資信託で投資する時には

1 購入手数料

2 運用管理費用(信託報酬とも言われる。)

3 信託財産保留額

の、3つのコストが掛かります。

結論から言うと、このコストも無視できるレベルなんですが、まずは、このコストが何なのかを確認していきましょう。

購入手数料

投資信託を購入する時に、取られるお金です。

購入する投資信託の額に対して、〜数%の金額が取られますが、無料のものもあります。

運用管理費用(信託報酬)

投資信託を保有しているだけで、取られるお金です。

保有している投資信託の額に対して、1年間で、〜数%の金額が取られます。

これは、投資信託によって差が大きく、0.1%〜4%近いものまで、さまざまです。

信託財産保留額

投資信託を売却する際に、取られるお金です。

売却する投資信託の額に対して、〜数%の金額が取られますが、これも無料のものがあります。


このように、投資信託には、上記のコストが掛かりますが、その値段は、投資信託によって大きく異なります。

そして、優良な投資信託である、インデックスファンドの多くは、購入手数料と信託財産保留額を無料(設定しない)としており、また、運用管理費用は、0.1〜0.3%に設定しています。

つまり、実際のところ、優良な投資信託を持つのに掛かるコストは、0.3%程度の運用管理費用だけという、非常に小さいものです。

そのため、このコストが掛かるというデメリットも、無視できるレベルと言っていいと思います。

なぜ、初心者にオススメなのか

今まで見てきたように、投資信託には、少額から始められ、分散という投資の基本が自然と守られる、というメリットがある一方で、そのデメリットは、ほとんどありません。

手っ取り早く、大きく稼ぐことはできませんが、非常にローリスクで手堅い方法です。

そのため、投資に対する専門的な知識が無い初心者が、長期目線でコツコツ資産を築くために、とてもオススメの方法なんです。

まとめ

この記事のまとめ

・投資信託のイメージは、「人を通して、広く、少しずつ投資する。」

・例えるなら、「焼き鳥の盛り合わせ」や「お菓子の詰め合わせ」

・投資信託のメリット

  1. 自然と分散になること
  2. 少額で買えること

・投資信託のデメリット

  1. タイムリーな売買ができないこと
  2. コストが掛かること

・投資信託のデメリットは、インデックスファンドで長期投資をするなら、無視できるレベル。

・手堅い長期投資をする上で、デメリットがほとんど無く、手軽に、基本を押さえた投資ができるので、初心者にオススメ。

長くなりましたが、以上が、投資信託のイメージです。

メリットで挙げたように、分散という基本が押さえられていて、少額から始められるので

ヤギ子

とりあえず、やってみようかしら!

という、軽い気持ちで挑戦してみていいと思います。

いとまさ

やってみて分かること、感じることもあるだろうし、とりあえずやってみるのもいいね!

ただ、くれぐれも、アクティブファンドではなく、インデックスファンドを買うようにしてくださいね^^

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