こんばんは、いとまさです。
今までいろんな焼肉屋に行ったけど、下関にある春香園(しゅんこうえん)っていう焼肉屋が1番好きです。
下関にいた時は月1〜2で通ってた、思い出の焼肉屋。
今までの「ざれごと」は、コチラ>>
”ザブトン”を教えてくれたじじい
春香園の強みは超1級品の肉を使ってるんだけど、めちゃめちゃ安いこと。
他の高級店の半分くらいの値段で超うまい肉が食える。
弱点は店が狭いこと。
あと、じじいがめっちゃ話しかけてくること。
まぁそれが楽しくもあるんだけどね。
で、ある時、いつものように”4,000円おまかせコース”を頼んで食ってたら、じじいが頼んでもない肉持ってきて、話しかけてきたんだよね。
じじい「これサービスや。めっちゃうまいぞ。」
で、その肉を食ったら、ほんまにめちゃめちゃ美味くて、感動した。
あのね、ほんとにびっくりするくらい柔らかいの。マジ溶けるって感じ。
俺「本当や!!これまじうまい!!なんて肉??」
じ「それな、ザブトンて言うねん。」
俺「サブトン??」
じ「脂がのって柔らかかったやろ?
それな牛のお尻の肉なんよ。
牛も人間もお尻に脂がのるんよな。
特に牛は体が重いから、座る時のクッションになるように、お尻に脂が多くついて、すごく柔らかくなるんよ。」
俺「へ〜。知らんかったわ。」
じ「だからな、ザブトン(=座布団)って言うんよ。ニヤ」
肉の柔らかさ・味に加えて、ジジイの豆知識も堪能して、最高の1日だった。
嘘つきだったじじい
で、時は流れ2,3年後。
妹が彼氏を実家に連れて来た。
まぁ一応、特別な日だってことで、家族で焼肉に行ったんだよね。
そこで色々注文していく中で、俺はあの”ザブトン”があることに気付いて、妹の彼氏に聞いた。
俺「S君(妹の彼氏)”ザブトン”って食べたことある?」
S「いや、ないです。」
俺「じゃあ注文しよう!めちゃめちゃうまいから!」
ほんでザブトンがきて、家族みんなで食べた。
S君も含め、家族みんなが
「やわらか〜い!」
「おいし〜!!」
って喜んでた。
で、良い気分になった俺は、ダメ押しの豆知識も披露した。
あの日じじいが教えてくれた”ザブトン”の由来。
俺「脂がのって柔らかかったやろ?
それな牛のお尻の肉なんよ。
牛も人間もお尻に脂がのるんよな。
特に牛は体が重いから、座る時のクッションになるように、お尻に脂が多くついて、すごく柔らかくなるんよ。
だからな、ザブトン(=座布団)って言うんよ。ニヤ」
最初みんな
「え〜、そうなんだ!」
って言って驚いてくれたから、俺は兄の威厳を感じていた。
美味しいものも知っていて、尚且つその名前の由来も知っている。
まさに、兄者!
でもちょっとして、S君が妹に耳打ちをしだした。
そして、妹が何かをスマホで調べて、読み上げ始めた。
「ザブトン」は「肩ロース」の中でもあばら骨側にあり、四角い形に切り出すことができるため、その名前がつけられました。焼肉店では、特上ロースや特上カルビとして提供されることもあります。
出典:農畜産業復興機構
俺は妹の言葉を頭の中で反芻した。
ザブトンは肩ロース。
ザブトンは、肩ロース。
ザブトンは・・、肩ロース・・・。
くそじじいぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!
全然違うじゃねーかよ!
なにが、
「だからな、ザブトン(=座布団)って言うんよ。ニヤ」
だよ。
あの顔を思い出すと今でも腹が立つわ。
本当めちゃくちゃ恥ずかしかった。
あとさ、S君も直接言えよ。
てか、疑うなよ俺のこと。
即スマホで調べるな!!
いや〜、じじい、すげー嘘つきだったな。
じじいから学んだこと
こうやって振り返ってみると、じじいから学んだことは、
人からの情報を鵜呑みにしない
自分で調べて確認する
ってことかなと思います。
そう思うと、S君はしっかりした奴なんやな。
当たり前っちゃ当たり前なんだけどね。
まぁ、SNSやYouTubeでいろんな情報が飛び交ってる、今のインターネットの時代では必須なことだよね。
じじいはそれを教えてくれました。
ありがとうじじい。
・・でも、今度あったら制裁を下す。
以上終わり!おやすみ〜